血圧が高い
健診で血圧が高いと言われた方へ
「健診で血圧が高めだと指摘された」「再検査を勧められたけど何をすればいいのか分からない」
こうした不安を抱える方は多くいらっしゃいます。血圧は“サイレントキラー”とも呼ばれ、自覚症状がないまま病気が進行することがあります。
だからこそ、早めの確認と対応が大切です。
よくある健診の異常とその背景
健診での血圧測定は、生活習慣病の早期発見のためにとても重要です。血圧が高い状態が続くと、次のような疾患リスクが高まります。
一時的な緊張や測定環境による上昇のこともあるため、継続的に測ることで本当に高血圧かを判断します。
当院でできる検査と診療の流れ
山本医院では、以下の流れで対応しています。
- 医師による問診(家庭血圧や既往歴、生活習慣の確認)
- 血圧測定(複数回)と家庭血圧の記録指導
- 血液検査(腎機能、脂質、血糖、電解質)
- 尿検査(蛋白尿・微量アルブミン)
- 心電図・胸部レントゲン
- 必要に応じて心エコー(心肥大や心不全の評価)
どんなときに相談すべきか
- 上の血圧(収縮期)が140mmHg以上、下の血圧(拡張期)が90mmHg以上を繰り返す
- 家庭血圧でも高い数値が続く
- 動悸、頭痛、めまい、息切れなどの症状がある
- 健診で「要再検査」や「要治療」と書かれていた
生活習慣病や隠れた疾患の早期発見をサポートします
高血圧の多くは生活習慣と関係があります。
山本医院では、食事や運動のアドバイスを含めたトータルなサポートを行っており、必要に応じて薬物治療もご提案します。
まずはご自身の血圧がどのような状態か、一度ご相談ください。
参考文献・出典
- 日本高血圧学会『高血圧治療ガイドライン2024』
- 厚生労働省 e-ヘルスネット
- 日本内科学会『内科学 第11版』

執筆者 山本医院(岡山市)副院長
山本 修平(やまもと しゅうへい)
大阪医科大学(現・大阪医科薬科大学)卒業。東邦大学医療センター大橋病院、国立病院機構東京病院、厚生中央病院、都立駒込病院、神戸百年記念病院などで消化器疾患全般の診療経験を積む。
- 〈専門分野〉一般内科、消化器内科、内視鏡診療(胃カメラ・大腸カメラ)、肝臓病
- 〈保有資格〉日本内科学会 認定内科医、日本消化器病学会 専門医、日本消化器内視鏡学会 専門医