慢性ウイルス性肝炎
岡山市南区で慢性ウイルス性肝炎の診療をご希望の方へ慢性ウイルス性肝炎とは?
慢性ウイルス性肝炎は、肝炎ウイルス(主にB型・C型)への感染により、肝臓の炎症が6か月以上続いている状態を指します。進行すると肝硬変や肝がんの原因となるため、早期の診断と継続的な治療・フォローが重要です。近年では有効な抗ウイルス療法が確立され、治癒や進行抑制が可能になっています。
慢性ウイルス性肝炎の症状と原因
慢性肝炎の多くは初期には無症状で、健康診断などの血液検査で肝機能異常を指摘されて気づくことが多いです。進行すると以下のような症状が現れることもあります。
- 倦怠感
- 食欲不振
- 右上腹部の違和感
- 黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)
主な原因はB型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)への感染です。
慢性ウイルス性肝炎の検査と診断方法
山本医院では、以下の検査を通じて慢性ウイルス性肝炎の有無と進行度を評価します。
- 血液検査(HBs抗原、HCV抗体、AST/ALT、HBV-DNA、HCV-RNAなど)
- 腹部超音波検査(肝臓の形態や腫瘤の有無)
- 肝線維化マーカー(FIB-4 index、M2BPGiなど)
- 必要に応じて、専門医療機関での精密検査や画像診断をご案内します
慢性ウイルス性肝炎の治療法と当院での対応
ウイルス性肝炎の治療は、ウイルスの種類や活動性、肝機能の状態に応じて選択されます。
C型肝炎
- 直接作用型抗ウイルス薬(DAAs)による内服治療(ほぼ100%に近い治癒率)
B型肝炎
- 核酸アナログ製剤によるウイルス増殖の抑制(長期内服)
- 定期的な肝機能・ウイルスマーカー・腫瘍マーカーの測定
当院では、肝機能管理や薬物治療の必要性評価、他院と連携した専門的治療への橋渡しも行っています。
慢性ウイルス性肝炎でお困りの方は山本医院へ
健康診断で肝機能異常やウイルス陽性を指摘された方、以前に肝炎と診断された方は、ぜひ一度ご相談ください。
山本医院では、ウイルス性肝炎の早期診断・進行予防・専門医療機関との連携を含めた総合的な対応を行っています。
岡山市南区で肝炎について不安のある方は、お気軽にご来院ください。
参考文献・出典
- 日本肝臓学会『B型肝炎治療ガイドライン第3.1版』
- 日本肝臓学会『C型肝炎治療ガイドライン2022年改訂版』
- 厚生労働省 e-ヘルスネット

執筆者 山本医院(岡山市)副院長
山本 修平(やまもと しゅうへい)
大阪医科大学(現・大阪医科薬科大学)卒業。東邦大学医療センター大橋病院、国立病院機構東京病院、厚生中央病院、都立駒込病院、神戸百年記念病院などで消化器疾患全般の診療経験を積む。
- 〈専門分野〉一般内科、消化器内科、内視鏡診療(胃カメラ・大腸カメラ)、肝臓病
- 〈保有資格〉日本内科学会 認定内科医、日本消化器病学会 専門医、日本消化器内視鏡学会 専門医