排尿障害・過活動膀胱
岡山市南区で排尿障害・過活動膀胱の診療をご希望の方へ排尿障害・過活動膀胱とは?
排尿障害とは、尿を出しにくい、頻繁にトイレに行く、急に我慢できなくなる、夜何度も起きるといった排尿に関するトラブルの総称です。特に過活動膀胱は、強い尿意(尿意切迫感)を特徴とし、日中・夜間の頻尿や尿失禁を伴うことがあります。高齢者に多く、日常生活に支障を来すこともありますが、適切な治療で症状の改善が期待できます。
排尿障害・過活動膀胱の症状と原因
主な症状
- 頻尿(昼間8回以上、夜間1回以上)
- 尿意切迫感(突然トイレに行きたくなる)
- 尿漏れ(切迫性尿失禁)
- 尿の勢いが弱い、残尿感、尿が途切れる
主な原因
- 加齢による膀胱機能の変化
- 神経因性膀胱(脳梗塞、脊髄疾患など)
- 前立腺肥大症(男性)
- 骨盤底筋のゆるみ(女性)
- 睡眠障害、ストレス、利尿薬の影響
排尿障害の検査と診断
山本医院では、以下の検査を通じて症状の原因を評価します。
- 問診と排尿日誌の記録(尿の回数・量・失禁の有無など)
- 尿検査(感染や血尿の有無)
- 血液検査(腎機能、糖尿病の有無など)
- 腹部超音波検査(残尿量や前立腺の評価)
- 必要に応じて泌尿器科専門医への紹介
治療と当院での対応
治療は、症状の種類や重症度に応じて行います。
生活指導
- カフェイン・アルコールの制限
- 排尿間隔をあけるトレーニング
- 骨盤底筋体操(女性に有効)
薬物療法
- 抗コリン薬(膀胱の収縮を抑える)
- β3アドレナリン受容体作動薬(膀胱を拡張)
- α1遮断薬(男性で前立腺肥大を伴う場合)
当院では、初期評価から薬物療法、生活指導まで一貫して対応し、必要時には泌尿器科専門医とも連携しています。
排尿に関するご相談は山本医院へ
「最近トイレが近い」「我慢できずに漏れる」「夜間何度も起きる」といった排尿の悩みは、年齢のせいとあきらめずに相談が大切です。
山本医院では、患者様一人ひとりの症状に合わせた丁寧な診療を行い、生活の質の向上をサポートしています。
岡山市南区で排尿障害・過活動膀胱の診療をご希望の方は、ぜひご相談ください。
参考文献・出典
- 日本排尿機能学会『過活動膀胱診療ガイドライン2023』
- 厚生労働省 e-ヘルスネット

執筆者 山本医院(岡山市)副院長
山本 修平(やまもと しゅうへい)
大阪医科大学(現・大阪医科薬科大学)卒業。東邦大学医療センター大橋病院、国立病院機構東京病院、厚生中央病院、都立駒込病院、神戸百年記念病院などで消化器疾患全般の診療経験を積む。
- 〈専門分野〉一般内科、消化器内科、内視鏡診療(胃カメラ・大腸カメラ)、肝臓病
- 〈保有資格〉日本内科学会 認定内科医、日本消化器病学会 専門医、日本消化器内視鏡学会 専門医