胆石症

岡山市南区で胆石症の診療をご希望の方へ

胆石症とは?

胆石症とは、胆嚢や胆管にコレステロールやビリルビンなどが固まって石(胆石)を形成する病気です。胆石が存在するだけでは無症状のこともありますが、詰まることで胆嚢炎や胆管炎、膵炎を引き起こすことがあります。早期に診断し、適切に管理することで重症化を防ぐことが可能です。

胆石症の症状と原因

胆石が動くことで以下のような症状が出ることがあります。

  • 右上腹部の痛み(胆石発作)
  • 背中や右肩への放散痛
  • 吐き気・嘔吐
  • 発熱(胆嚢炎・胆管炎の場合)
  • 黄疸(胆管閉塞時)

主な原因やリスク因子は以下の通りです。

  • 肥満
  • 高脂肪食の摂取
  • 急激な減量
  • 女性ホルモン(妊娠・経口避妊薬など)
  • 糖尿病や高齢
  • 胆嚢の運動障害

胆石症の検査と診断方法

山本医院では、以下の検査を通じて胆石症の診断を行います。

  • 腹部超音波検査(最も一般的な検査)
  • 血液検査(炎症反応、肝胆道系酵素、膵酵素など)
  • 必要に応じて、専門医療機関でのCT、MRI、MRCPなどをご案内します

胆石の大きさ・数・位置によって、治療方針が変わります。

胆石症の治療法と当院での対応

症状の有無や胆石の性状によって治療方針が異なります。

無症状の場合

  • 定期的な経過観察
  • 食事指導(脂肪の摂取制限)

症状がある場合

  • 消炎鎮痛薬の投与
  • 感染を伴う場合は抗菌薬投与
  • 繰り返す発作や合併症がある場合は外科的手術(胆嚢摘出術)を検討

当院では、胆石発作や胆嚢炎が疑われる場合には初期対応を行い、必要に応じて近隣の専門医療機関へ紹介いたします。

胆石症でお困りの方は山本医院へ

右上腹部の痛みや吐き気、健康診断で胆石を指摘された方は、お早めにご相談ください。
山本医院では、腹部超音波検査による迅速な評価と、胆石症の状態に応じた適切な診療・医療機関との連携を行っています。
岡山市南区で胆石症の診断・相談をご希望の方は、ぜひ当院にお越しください。

参考文献・出典

執筆者 山本医院(岡山市)副院長
山本 修平(やまもと しゅうへい)

     

大阪医科大学(現・大阪医科薬科大学)卒業。東邦大学医療センター大橋病院、国立病院機構東京病院、厚生中央病院、都立駒込病院、神戸百年記念病院などで消化器疾患全般の診療経験を積む。

  • 〈専門分野〉一般内科、消化器内科、内視鏡診療(胃カメラ・大腸カメラ)、肝臓病
  • 〈保有資格〉日本内科学会 認定内科医、日本消化器病学会 専門医、日本消化器内視鏡学会 専門医