大腸ポリープ・大腸がんスクリーニング

岡山市南区で大腸ポリープ・大腸がんスクリーニングをご希望の方へ

大腸ポリープ・大腸がんスクリーニングとは?

大腸ポリープは、大腸の粘膜にできる隆起性の病変で、多くは良性ですが一部は将来的に大腸がんへ進展する可能性があります。大腸がんは日本人に多いがんの一つで、早期発見・早期治療によって予後が大きく改善します。スクリーニング(検診)は症状のないうちにがんやその前段階の病変を発見するために非常に重要です。

大腸ポリープ・大腸がんの症状とリスク因子

初期の大腸がんやポリープには自覚症状がないことが多いですが、以下のような症状が現れることがあります。

  • 便に血が混じる(血便)
  • 下痢と便秘を繰り返す
  • 便が細くなる
  • 腹部膨満感や不快感
  • 原因不明の体重減少

リスク因子には以下が挙げられます。

  • 50歳以上の年齢
  • 大腸ポリープや大腸がんの家族歴
  • 高脂肪・低食物繊維の食生活
  • 飲酒・喫煙習慣
  • 肥満・運動不足

スクリーニングの検査方法

山本医院では、以下の検査を通じて大腸がんの早期発見をサポートしています。

  • 便潜血検査(二日法):スクリーニングの第一段階として推奨
  • 血液検査(貧血の有無、腫瘍マーカーなど)
  • 腹部の診察・問診
  • 必要に応じて、専門医療機関への大腸内視鏡検査(大腸カメラ)をご案内します

便潜血検査で陽性の場合は、精密検査として内視鏡検査が必要です。

当院での対応と専門医療機関との連携

当院では、40歳以上の方やリスクのある方に対し、定期的な便潜血検査の実施を推奨しています。

当院でできること

  • スクリーニング検査(便潜血)とその説明
  • 血液検査・診察による健康評価
  • 検査結果のフォローと精密検査の紹介状作成

連携医療機関への紹介

  • 近隣の内視鏡検査対応病院(岡山赤十字病院、岡山ろうさい病院など)をご案内
  • 内視鏡結果に基づいた継続管理・治療のサポート

大腸ポリープ・大腸がんの予防とご相談は山本医院へ

自覚症状がない段階での定期検診が、大腸がんの予防・早期発見につながります。
山本医院では、地域のかかりつけ医として、検診やスクリーニングの入り口として丁寧な説明と対応を行っています。
岡山市南区で大腸がん検診をご希望の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

参考文献・出典

執筆者 山本医院(岡山市)副院長
山本 修平(やまもと しゅうへい)

     

大阪医科大学(現・大阪医科薬科大学)卒業。東邦大学医療センター大橋病院、国立病院機構東京病院、厚生中央病院、都立駒込病院、神戸百年記念病院などで消化器疾患全般の診療経験を積む。

  • 〈専門分野〉一般内科、消化器内科、内視鏡診療(胃カメラ・大腸カメラ)、肝臓病
  • 〈保有資格〉日本内科学会 認定内科医、日本消化器病学会 専門医、日本消化器内視鏡学会 専門医