睡眠時無呼吸症候群
岡山市南区で睡眠時無呼吸症候群の診療をご希望の方へ睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)は、睡眠中に何度も呼吸が止まったり浅くなったりする病気です。無呼吸により深い眠りが妨げられ、日中の強い眠気や集中力の低下、高血圧・心疾患・脳卒中のリスク上昇にもつながります。中でも、閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS)が最も多く、気道の閉塞が原因となります。
睡眠時無呼吸症候群の症状と原因
主な症状は以下の通りです。
- 大きないびき
- 睡眠中の呼吸停止
- 日中の強い眠気
- 起床時の頭痛・だるさ
- 集中力の低下・記憶力低下
- 夜間頻尿
主な原因・リスク因子。
- 肥満(特に首回りの脂肪)
- 顎が小さい・扁桃肥大
- 飲酒・睡眠薬の使用
- 鼻づまり(アレルギー性鼻炎など)
- 加齢・男性
睡眠時無呼吸症候群の検査と診断方法
山本医院では、以下の検査を行って睡眠時無呼吸症候群の可能性を評価します。
- 問診(いびきの有無、日中の眠気、生活習慣など)
- 簡易睡眠検査(携帯型装置による自宅での検査)
- 必要に応じて、当院で入院による終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)を実施しています
睡眠時無呼吸症候群の治療法と当院での対応
治療は重症度や原因に応じて行われます。
生活習慣の改善
- 減量・適正体重の維持
- 禁酒・禁煙
- 就寝時の体位(横向きでの睡眠)
- 睡眠時間の確保
医療機器による治療
- CPAP療法(持続陽圧呼吸療法):中等度〜重度の場合に適応
- マウスピース療法(軽症・中等症の一部)
当院では、簡易検査・PSG検査からCPAP導入後の経過管理まで、一貫して対応しています。
睡眠時無呼吸症候群でお困りの方は山本医院へ
いびきがひどい、日中に強い眠気がある、睡眠の質が悪いと感じる方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
山本医院では、問診と検査に基づいた診断を行い、生活習慣指導や治療のサポートを提供しています。
岡山市南区で睡眠の不調にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
参考文献・出典
- 日本睡眠学会『睡眠時無呼吸症候群診療ガイドライン2020』
- 厚生労働省 e-ヘルスネット

執筆者 山本医院(岡山市)副院長
山本 修平(やまもと しゅうへい)
大阪医科大学(現・大阪医科薬科大学)卒業。東邦大学医療センター大橋病院、国立病院機構東京病院、厚生中央病院、都立駒込病院、神戸百年記念病院などで消化器疾患全般の診療経験を積む。
- 〈専門分野〉一般内科、消化器内科、内視鏡診療(胃カメラ・大腸カメラ)、肝臓病
- 〈保有資格〉日本内科学会 認定内科医、日本消化器病学会 専門医、日本消化器内視鏡学会 専門医