心房細動

岡山市南区で心房細動の診療をご希望の方へ

心房細動とは?

心房細動とは、心臓の上部(心房)で異常な電気信号が不規則に発生し、心房がけいれんのように震えることで、心臓全体の拍動が不整・不規則になる不整脈の一つです。持続時間や出現の仕方により、発作性、持続性、永続性などに分類されます。加齢とともに発症率が高くなり、放置すると脳梗塞や心不全のリスクが高まるため、早期発見と治療が大切です。

心房細動の症状と原因

症状の有無は個人差があり、無症状のまま見つかることもあります。
主な症状は以下の通りです。

  • 動悸、脈がバラバラになる感覚
  • 息切れ、疲れやすさ
  • めまい、ふらつき
  • 胸の違和感、不安感
  • 意識消失(重症例)

主な原因・リスク因子には以下が挙げられます。

  • 高血圧、心臓弁膜症、心筋症
  • 加齢(60歳以上で増加)
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 甲状腺機能亢進症
  • 過度の飲酒・ストレス
  • その他の不整脈との関連

心房細動の検査と診断方法

山本医院では、以下の検査を行って心房細動の診断と重症度評価を行います。

  • 問診と脈拍の確認(不規則な脈の有無)
  • 安静時心電図検査(不整脈の確認)
  • ホルター心電図(24時間の脈の変化を記録)
  • 血液検査(甲状腺機能、腎機能、電解質など)
  • 心エコー検査(当院技師が実施、循環器専門医が評価)

心房細動の治療法と当院での対応

治療は、症状の緩和と脳梗塞予防の両立を目指します。

抗凝固療法

  • ワルファリン、DOAC(直接作用型経口抗凝固薬)を用いて血栓形成を予防
  • CHA2DS2-VAScスコアで脳梗塞リスクを評価

心拍・リズムコントロール

  • β遮断薬、Ca拮抗薬などで心拍数を調整
  • 抗不整脈薬によるリズムの安定化
  • 必要に応じてカテーテルアブレーションは連携医療機関へ紹介

当院では、循環器専門医による心房細動の診療を行い、適切な治療方針をご提案しています。

心房細動でお困りの方は山本医院へ

動悸や不整脈を感じた方、健康診断で不整脈を指摘された方は、心房細動の可能性があります。
山本医院では、心電図・心エコーを活用した的確な診断と、循環器内科専門医による診療体制を整えています。
岡山市南区で心房細動の診断・治療をご希望の方は、お気軽にご相談ください。

参考文献・出典

執筆者 山本医院(岡山市)副院長
山本 修平(やまもと しゅうへい)

     

大阪医科大学(現・大阪医科薬科大学)卒業。東邦大学医療センター大橋病院、国立病院機構東京病院、厚生中央病院、都立駒込病院、神戸百年記念病院などで消化器疾患全般の診療経験を積む。

  • 〈専門分野〉一般内科、消化器内科、内視鏡診療(胃カメラ・大腸カメラ)、肝臓病
  • 〈保有資格〉日本内科学会 認定内科医、日本消化器病学会 専門医、日本消化器内視鏡学会 専門医