脂肪肝
岡山市南区で脂肪肝の診療をご希望の方へ脂肪肝とは?
脂肪肝とは、肝臓に過剰な脂肪が蓄積した状態を指します。多くは自覚症状がありませんが、放置すると肝機能障害や肝炎、さらには肝硬変や肝がんへ進行することがあります。特に飲酒をしないにもかかわらず発症する非アルコール性脂肪肝(NAFLD)は、生活習慣病と深く関係しています。
脂肪肝の症状と原因
脂肪肝そのものには自覚症状がほとんどありませんが、以下のような症状が現れることもあります。
- 倦怠感
- 食欲低下
- 右上腹部の違和感
- 健康診断で肝機能異常(AST・ALT上昇)を指摘される
主な原因は以下の通りです。
- 肥満、内臓脂肪の蓄積
- 食べ過ぎ(糖質・脂質の過剰摂取)
- 運動不足
- インスリン抵抗性、2型糖尿病
- 高脂血症(中性脂肪やLDLコレステロールの上昇)
- アルコールの過剰摂取(アルコール性脂肪肝)
脂肪肝の検査と診断方法
山本医院では、以下の検査を組み合わせて脂肪肝の診断と重症度の評価を行います。
- 血液検査(AST、ALT、γ-GTP、脂質、血糖、HbA1cなど)
- 腹部超音波検査(エコー):脂肪の蓄積具合を評価
- 必要に応じて、肝線維化マーカーや専門医療機関でのMRI・FibroScanなど
定期的なモニタリングにより、進行の予防と早期対応が可能になります。
脂肪肝の治療法と当院での対応
脂肪肝の治療は、生活習慣の見直しが中心です。
生活習慣の改善
- 減量(体重の5〜10%減が肝機能改善に有効)
- バランスの取れた食事(高脂肪・高糖質の制限)
- 有酸素運動(ウォーキング、ジョギングなど)
- アルコールの制限
薬物療法
明確な治療薬はありませんが、必要に応じて糖尿病・高脂血症・高血圧の薬物治療を併用します。
当院では、定期的な血液検査と超音波検査に加え、食事・運動療法の継続をサポートしながら治療を進めます。
脂肪肝でお困りの方は山本医院へ
健康診断で肝機能異常を指摘された方、生活習慣が気になる方は、脂肪肝の可能性があります。
山本医院では、脂肪肝の早期発見と進行予防を重視し、生活習慣の改善を支援する診療を行っています。
岡山市南区で脂肪肝の管理をご希望の方は、ぜひ一度ご相談ください。
参考文献・出典
- 日本肝臓学会『NAFLD/NASH診療ガイドライン2020』
- 厚生労働省 e-ヘルスネット

執筆者 山本医院(岡山市)副院長
山本 修平(やまもと しゅうへい)
大阪医科大学(現・大阪医科薬科大学)卒業。東邦大学医療センター大橋病院、国立病院機構東京病院、厚生中央病院、都立駒込病院、神戸百年記念病院などで消化器疾患全般の診療経験を積む。
- 〈専門分野〉一般内科、消化器内科、内視鏡診療(胃カメラ・大腸カメラ)、肝臓病
- 〈保有資格〉日本内科学会 認定内科医、日本消化器病学会 専門医、日本消化器内視鏡学会 専門医