高尿酸血症・痛風
岡山市南区で高尿酸血症・痛風の診療をご希望の方へ高尿酸血症・痛風とは?
高尿酸血症とは、血液中の尿酸値が基準値(男性7.0mg/dL、女性6.0mg/dL)を超えて高い状態を指します。尿酸はプリン体という物質の代謝産物で、体内で過剰に作られたり、排泄がうまくいかないと蓄積されます。この尿酸が関節に結晶として沈着し、急激な炎症を起こすと「痛風発作」と呼ばれる激しい痛みが生じます。
高尿酸血症・痛風の症状と原因
高尿酸血症自体は自覚症状がないことが多く、健康診断での尿酸値の上昇で初めて気づく方が多いです。
一方、痛風発作では以下のような症状が現れます。
- 足の親指の付け根の激しい腫れと痛み
- 発熱や関節の赤み
- 関節の可動制限
主な原因には以下が挙げられます。
- プリン体の多い食事(内臓類、干物、ビールなど)
- アルコール摂取(特にビール、日本酒)
- 肥満
- 脱水
- 遺伝的体質
- 腎機能の低下
高尿酸血症・痛風の検査と診断方法
山本医院では、以下のような検査を通じて診断と評価を行います。
- 血液検査:尿酸値の測定
- 腎機能検査(クレアチニン、eGFRなど)
- 尿検査(尿中尿酸の排泄量)
- 必要に応じて関節のX線検査や超音波検査
過去に痛風発作がある方、尿酸値が高いと指摘された方は、継続的なモニタリングが重要です。
高尿酸血症・痛風の治療法と当院での対応
治療は「痛風発作の予防」と「尿酸値のコントロール」が中心となります。
生活習慣の改善
- プリン体の少ない食事(野菜・海藻中心)
- 水分摂取を意識する(1日2L以上)
- 節酒・禁酒(特にビール・日本酒)
- 減量と適度な運動
薬物療法
尿酸の産生を抑える薬(アロプリノール、フェブキソスタットなど)や、尿酸の排泄を促す薬(ベンズブロマロンなど)を使用します。痛風発作時は消炎鎮痛薬(NSAIDs)やコルヒチンを適切に使用します。当院では、生活習慣指導を含め、患者様の体質やライフスタイルに合わせた治療計画を提案いたします。
高尿酸血症・痛風でお困りの方は山本医院へ
健康診断で尿酸値の上昇を指摘された方や、足の激しい痛みを経験されたことがある方は、放置せず一度ご相談ください。
山本医院では、高尿酸血症・痛風の早期診断と適切な管理に力を入れています。
再発予防や生活指導まで丁寧に対応いたしますので、岡山市南区で信頼できる内科をお探しの方はお気軽にご来院ください。
参考文献・出典
- 日本痛風・核酸代謝学会『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版』
- 厚生労働省 e-ヘルスネット

執筆者 山本医院(岡山市)副院長
山本 修平(やまもと しゅうへい)
大阪医科大学(現・大阪医科薬科大学)卒業。東邦大学医療センター大橋病院、国立病院機構東京病院、厚生中央病院、都立駒込病院、神戸百年記念病院などで消化器疾患全般の診療経験を積む。
- 〈専門分野〉一般内科、消化器内科、内視鏡診療(胃カメラ・大腸カメラ)、肝臓病
- 〈保有資格〉日本内科学会 認定内科医、日本消化器病学会 専門医、日本消化器内視鏡学会 専門医