高血圧症
岡山市南区で高血圧症の診療をご希望の方へ高血圧症とは?
高血圧症とは、慢性的に血圧が正常範囲を超えて高い状態が続く疾患です。放置すると、心臓や脳、腎臓などの血管にダメージを与え、脳梗塞、心不全、腎不全などの重大な病気を引き起こす原因になります。日本では約4,300万人が高血圧とされており、特に40歳以上の中高年層や高齢者に多くみられます。自覚症状が乏しいため、「サイレントキラー」とも呼ばれます。
高血圧症の症状と原因
高血圧は多くの場合、自覚症状がありませんが、進行すると以下のような症状が出ることがあります。
- 頭痛、肩こり
- めまい、耳鳴り
- 動悸や息切れ
- 夜間の頻尿
ただし、これらの症状は高血圧に特有のものではなく、無症状であることが多いことも特徴です。主な原因は以下の通りです。
- 遺伝的な体質
- 塩分の多い食事
- 運動不足
- 肥満
- ストレス
- 加齢や飲酒・喫煙
高血圧症の検査と診断方法
山本医院では、以下の方法で高血圧の診断・評価を行います。
- 診察室での血圧測定
- ご自宅での血圧記録の評価(家庭血圧)
- 血液検査(腎機能、脂質、糖代謝)
- 尿検査(蛋白尿など)
- 心電図、胸部レントゲン
- 必要に応じて、心臓や腎臓の超音波検査
高血圧症と診断された場合は、合併症のリスクを評価し、適切な治療方針を検討します。
高血圧症の治療法と当院での対応
治療の基本は「生活習慣の改善」と「薬物療法」です。
生活習慣の改善
- 減塩(1日6g未満)
- 適正体重の維持(BMI 25未満)
- 有酸素運動(ウォーキング等)
- 節酒、禁煙
薬物療法
当院では、日本高血圧学会のガイドラインに基づき、患者さん一人ひとりの状態に合わせた降圧薬を処方します。副作用の少ない薬を選び、効果を見ながら調整していきます。また、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病が合併している場合にも総合的に管理できるのが当院の強みです。
高血圧症でお困りの方は山本医院へ
「血圧が高いかも」「健康診断で指摘されたけど何もしていない」
そんな方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
山本医院では、地域のかかりつけ医として、高血圧の予防・診断・治療・継続的なフォローを行っています。
必要に応じて、心臓・腎臓の精密検査や専門医への紹介も可能です。
岡山市南区周辺にお住まいの方の健康を守るパートナーとして、安心してご受診ください。
参考文献・出典
- 日本高血圧学会『高血圧治療ガイドライン2019(JSH 2019)』
- 厚生労働省 e-ヘルスネット

執筆者 山本医院(岡山市)副院長
山本 修平(やまもと しゅうへい)
大阪医科大学(現・大阪医科薬科大学)卒業。東邦大学医療センター大橋病院、国立病院機構東京病院、厚生中央病院、都立駒込病院、神戸百年記念病院などで消化器疾患全般の診療経験を積む。
- 〈専門分野〉一般内科、消化器内科、内視鏡診療(胃カメラ・大腸カメラ)、肝臓病
- 〈保有資格〉日本内科学会 認定内科医、日本消化器病学会 専門医、日本消化器内視鏡学会 専門医