誤嚥性肺炎

岡山市南区で誤嚥性肺炎の診療をご希望の方へ

誤嚥性肺炎とは?

誤嚥性肺炎とは、本来は気道に入るべきでない飲食物や唾液、胃液、口腔内細菌などが誤って気管に入り、肺に炎症を引き起こす病気です。特に高齢者に多くみられ、基礎疾患や嚥下機能の低下が大きな要因となります。繰り返し発症することで重症化しやすく、早期発見と予防が非常に重要です。

誤嚥性肺炎の症状と原因

代表的な症状は以下の通りです。

  • 発熱(微熱〜高熱)
  • 咳や痰(とくに食後に出る)
  • 呼吸困難、息切れ
  • 食欲低下
  • 意識障害や元気がない(高齢者では典型)

主な原因は以下の通りです。

  • 嚥下機能の低下(加齢、脳卒中後遺症、パーキンソン病など)
  • 口腔内衛生不良
  • 寝たきりや筋力低下
  • 誤嚥を助長する薬剤(鎮静薬、抗うつ薬など)

誤嚥性肺炎の検査と診断方法

山本医院では、以下の検査を行い、誤嚥性肺炎の診断と原因評価を行います。

  • 問診と身体診察(バイタルサイン、咳の性状など)
  • 胸部レントゲン検査(肺炎の有無と分布)
  • 血液検査(白血球、CRP、腎機能など)
  • 酸素飽和度(SpO2)の測定
  • 必要に応じて嚥下機能評価(嚥下内視鏡やVFは連携医療機関にて)

誤嚥性肺炎の治療法と当院での対応

治療は炎症のコントロールと再発予防の両面から行います。

薬物療法

  • 抗菌薬の投与(経口または点滴)
  • 解熱剤や去痰薬の使用
  • 酸素吸入(必要時)

生活面の対応

  • 嚥下姿勢や食事形態の見直し
  • 口腔ケア(専門職との連携)
  • 食後の体位管理(30分以上座位)
  • 必要に応じて嚥下訓練や言語聴覚士への紹介

当院では、診断から治療、再発予防まで総合的に対応し、訪問診療・訪問看護との連携体制も整えています。

誤嚥性肺炎でお困りの方は山本医院へ

高齢者で発熱や咳が続く場合、誤嚥性肺炎の可能性があります。
山本医院では、地域のかかりつけ医として高齢者肺炎の診療経験が豊富で、訪問医療や介護施設との連携による支援も行っています。
岡山市南区で誤嚥性肺炎に関するご相談は、ぜひ当院にお任せください。

参考文献・出典

執筆者 山本医院(岡山市)副院長
山本 修平(やまもと しゅうへい)

     

大阪医科大学(現・大阪医科薬科大学)卒業。東邦大学医療センター大橋病院、国立病院機構東京病院、厚生中央病院、都立駒込病院、神戸百年記念病院などで消化器疾患全般の診療経験を積む。

  • 〈専門分野〉一般内科、消化器内科、内視鏡診療(胃カメラ・大腸カメラ)、肝臓病
  • 〈保有資格〉日本内科学会 認定内科医、日本消化器病学会 専門医、日本消化器内視鏡学会 専門医