頻尿・排尿時の痛み・残尿感
排尿に関するお悩みがある方へ「トイレが近くて困っている」「おしっこをするときに痛みがある」「出し切れない感じがしてスッキリしない」
こうした排尿にまつわる症状は、膀胱や尿道の炎症、前立腺の変化、自律神経の影響などが関係していることがあります。
日常生活に支障が出る前に、原因を調べて適切な対応をすることが大切です。
頻尿・排尿時痛・残尿感から考えられる主な病気
女性に多い疾患
- 膀胱炎、尿道炎
- 過活動膀胱(急に行きたくなる・我慢できない)
- 子宮脱や骨盤底筋のゆるみ
男性に多い疾患
- 前立腺肥大症
- 慢性前立腺炎
- 尿閉(尿が出にくくなる状態)
男女共通の疾患・原因
- 尿路結石
- 糖尿病による神経障害
- 加齢や冷え、自律神経の乱れ
- 利尿薬など薬の影響
当院で行う検査・診察の流れ
症状の経過や頻度、排尿のパターンなどをお聞きし、以下のような検査を行います。
- 医師による問診・診察(痛みの部位、回数、夜間頻尿の有無など)
- 尿検査(白血球・赤血球・細菌・糖など)
- 血液検査(腎機能、炎症反応、前立腺の数値など)
- 腹部超音波検査(膀胱・前立腺・腎臓などの確認)
- 必要に応じて泌尿器科など専門医療機関をご紹介
当院での治療とサポート
原因に応じて、以下のような対応を行っています。
- 膀胱炎・尿道炎:抗菌薬の処方、水分摂取のアドバイス
- 前立腺肥大症:内服治療、必要に応じて専門医の紹介
- 過活動膀胱:薬物療法、膀胱訓練の指導、生活改善
原因がはっきりしない場合でも、症状を緩和するアプローチを一緒に考えます。
排尿の悩みは年齢・性別に関係なくご相談ください
「年のせいだから…」と我慢している方も多いですが、適切な治療で改善できるケースがほとんどです。
山本医院では、排尿に関するお悩みを丁寧にうかがい、安心して過ごせるようサポートしています。
岡山市南区で内科・泌尿器の相談をご希望の方は、お気軽にご来院ください。
参考文献・出典
- 厚生労働省 e-ヘルスネット
- 日本泌尿器科学会『排尿障害診療ガイドライン』
- 日本内科学会『内科学 第11版』

執筆者 山本医院(岡山市)副院長
山本 修平(やまもと しゅうへい)
大阪医科大学(現・大阪医科薬科大学)卒業。東邦大学医療センター大橋病院、国立病院機構東京病院、厚生中央病院、都立駒込病院、神戸百年記念病院などで消化器疾患全般の診療経験を積む。
- 〈専門分野〉一般内科、消化器内科、内視鏡診療(胃カメラ・大腸カメラ)、肝臓病
- 〈保有資格〉日本内科学会 認定内科医、日本消化器病学会 専門医、日本消化器内視鏡学会 専門医