心電図に異常がある
健診で心電図に異常があると言われた方へ
「心電図で異常波形を指摘された」「不整脈や心肥大の可能性があると言われた」――
健診での心電図異常は、必ずしも重大な病気とは限りませんが、放置すべきでないサインの場合もあります。まずは医師の評価を受け、必要な検査や経過観察を行うことが大切です。
よくある健診の異常とその背景
心電図で指摘される異常には、次のようなものがあります。
加齢や自律神経の影響、測定環境による変化で一時的に異常を示すこともあります。
当院でできる検査と診療の流れ
山本医院では、心電図異常を指摘された方に対して次のような評価を行います。
- 医師による問診(動悸、息切れ、めまい、胸の違和感などの有無)
- 再度の心電図検査(安静下または症状時)
- 血液検査(電解質、甲状腺ホルモン、心筋マーカーなど)
- 心エコー検査(心臓の構造やポンプ機能の評価)
- 必要に応じてホルター心電図、循環器内科専門医の診察
どんなときに相談すべきか
生活習慣病や隠れた疾患の早期発見をサポートします
心電図は心臓の電気的な動きを見る大切な検査です。
山本医院では、循環器内科専門医による診察や心エコー検査を含め、必要な評価を丁寧に行います。
「とくに症状がないから大丈夫」と思わず、気軽にご相談ください。
参考文献・出典
- 日本循環器学会『不整脈治療ガイドライン』
- 健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~
- 日本内科学会『内科学 第11版』

執筆者 山本医院(岡山市)副院長
山本 修平(やまもと しゅうへい)
大阪医科大学(現・大阪医科薬科大学)卒業。東邦大学医療センター大橋病院、国立病院機構東京病院、厚生中央病院、都立駒込病院、神戸百年記念病院などで消化器疾患全般の診療経験を積む。
- 〈専門分野〉一般内科、消化器内科、内視鏡診療(胃カメラ・大腸カメラ)、肝臓病
- 〈保有資格〉日本内科学会 認定内科医、日本消化器病学会 専門医、日本消化器内視鏡学会 専門医