慢性腎臓病

岡山市南区で慢性腎臓病(CKD)の診療をご希望の方へ

慢性腎臓病(CKD)とは?

慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Disease)とは、腎臓の機能が徐々に低下していく慢性的な病気です。腎機能の低下または尿の異常(蛋白尿や血尿など)が3か月以上持続することで診断されます。進行すると人工透析が必要になることもあるため、早期の発見と治療がとても重要です。

慢性腎臓病(CKD)の症状と原因

初期のCKDはほとんど症状がありませんが、進行すると以下のような症状がみられます。

  • むくみ(特に足や顔)
  • 倦怠感・疲れやすさ
  • 尿量の変化(少なくなる、泡立つ)
  • 貧血、食欲不振、吐き気

主な原因は以下のとおりです。

慢性腎臓病(CKD)の検査と診断方法

山本医院では、以下の検査を通じて腎機能の評価とCKDの診断を行います。

  • 血液検査(クレアチニン、eGFR、尿素窒素など)
  • 尿検査(蛋白尿、潜血など)
  • 血圧測定
  • 腹部超音波検査(必要時)

CKDのステージ分類に基づき、進行度や治療方針を決定します。

慢性腎臓病(CKD)の治療法と当院での対応

CKDの治療の基本は、進行を遅らせることと合併症の予防です。

生活習慣の改善

  • 減塩(1日6g未満)
  • タンパク質摂取の適正化
  • 血糖・血圧・脂質のコントロール
  • 禁煙、適度な運動

薬物療法

  • 降圧薬(ACE阻害薬やARBなど)
  • 利尿薬(むくみの改善)
  • 貧血に対する治療(エリスロポエチン製剤など)

当院では、腎機能の変化を丁寧に追いながら、必要に応じて腎臓専門医と連携し治療を行っています。

慢性腎臓病(CKD)でお困りの方は山本医院へ

健康診断で腎機能の異常を指摘された方、尿検査で蛋白尿が出た方は、早めの受診をおすすめします。
山本医院では、生活習慣病と密接に関わるCKDの早期発見・進行予防に注力しています。
地域のかかりつけ医として、腎臓の健康を一緒に守っていきましょう。

参考文献・出典

執筆者 山本医院(岡山市)副院長
山本 修平(やまもと しゅうへい)

大阪医科大学(現・大阪医科薬科大学)卒業。東邦大学医療センター大橋病院、国立病院機構東京病院、厚生中央病院、都立駒込病院、神戸百年記念病院などで消化器疾患全般の診療経験を積む。

  • 〈専門分野〉一般内科、消化器内科、内視鏡診療(胃カメラ・大腸カメラ)、肝臓病
  • 〈保有資格〉日本内科学会 認定内科医、日本消化器病学会 専門医、日本消化器内視鏡学会 専門医